ハイドリズム20【2026年6月29日発刊】
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ハイドリズム20【2026年6月29日発刊】

通常価格

5,500円(税込)

A4版80ページ
発行日:2026年6月29日

水素業界専門誌

水素と市場世界から見つめる

脱炭素の切り札として開発が進む水素・アンモニアの最新動向を掲載したガス体エネルギーの業界専門誌。低炭素サプライチェーン構築に向けた世界各国の開発状況を追うとともに燃料電池をはじめとする関連機器・技術についてもフォロー。他にもCCS、CCUS、バイオガス、メタネーションなど脱炭素に関連した最新情報を幅広く掲載。水素・アンモニアに携わる方だけでなく脱炭素に取り組むすべてのビジネスマンに最適な情報媒体。

サプライチェーン構築

社会実装に向けて商用車起点の「水素大動脈構想」始動へ

モビリティ分野主導で水素需要創出図る
水素エネルギーの社会実装に向け官民が連携して、モビリティを起点に水素需要の創出を加速させる動きが出ている。民間企業500社以上が名を連ねる水素バリューチェーン推進協議会(JH2A)は、水素エネルギーの社会実装に向けた具体策としてモビリティ分野を起点に水素利活用を広げていく新たな普及策「水素大動脈構想」をまとめ、政府に提言した。官民一体となって燃料電池(FC)や水素エンジンを搭載した水素を燃料とする商用車導入を軸に集中投資することで水素エネルギーの社会実装を加速させるというものだ。水素エネルギーはカーボンニュートラルだけでなく、エネルギー安全保障と成長戦略という面でも重要度が増す中、水素社会実現に向けた新たな実行計画の推進が待たれる。

サプライチェーン構築

水素社会推進法に基づく支援策の計画認定進む

水素社会推進法に基づき策定された水素政策である「価格差支援」と「拠点整備支援」への対象プロジェクトの認定が国により進められている。昨年度末までで「価格差支援」には6件のプロジェクトが、「拠点整備支援」には2件のプロジェクトが認定された。2030年初頭には、年間12万トン超(水素換算)の低炭素水素・アンモニアの供給が見込まれる。水素基本戦略では、2030年の水素・アンモニア供給量を300万トン/年の目標が掲げられている中、現在の供給量200万トンから100万トンの上乗せが必要と計算される。まずは、その1割に当たる量が計画認定されたことになった。

視点

液化水素サプライチェーンの商用実証設備での機器メーカー選定続々と

大容量の液化水素技術に注目
液化水素のグローバルサプライチェーン構築に向け、グリーンイノベーション基金事業を活用した「液化水素サプライチェーンの商用化実証」では、川崎臨海部を拠点に、水素の製造・液化・出荷・海上輸送・受入に至る一連のサプライチェーンの商用化を見据えた設備の実機実証が2030年度までに開始される。実施するのは、川崎重工業や岩谷産業などが共同出資する日本水素エネルギーで、設備の主要コンストラクターには川崎重工業を代表企業とする共同企業体が、設備の設計・建設を担当している。その中心的設備となるのが、液化水素基地の「川崎LH2ターミナル」になる。昨年には、設備の建設工事が着工した。また、実証試験で液化水素の輸送で使う液化水素運搬船も、日本水素エネルギーから川崎重工業へ発注され、建造がスタートする。こうした実証設備には、大規模サプライチェーンに対応できる新たな液化水素に関する技術が必要となる。機器メーカーの選定も進んでおり、採用を公表するメーカーも増えている。