ガスメディキーナ2025 Vol.30【2025年9月30日発刊】
¥5,500円(税込)
A4版68ページ
発刊日:2025年9月30日発刊
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医療ガス関連のビジネス動向を掲載した唯一の業界専門誌
院内ガスだけでなく在宅医療、介護など周辺産業、保険制度をはじめとする医療関連のレギュレーション関連の最新情報も掲載しておりメディカル・ヘルスケア関連事業者必携の書。
序説
大荒れの医療市場
より繊細な舵取りが求められる、医療ガスビジネス
昨今の物価高、人件費高騰などにより、病院経営が一層厳しさを増している。一部調査で「国内病院の7割が赤字」との結果も報じられる中、患者を陰ながらフォローする医療ガス企業各社では、目下この市場環境をどの様に捉えているのか。各地の有力医療ガスディーラーに話を訊いた。
ドクターインタビュー ①
病院と医療ガス供給者が地域ぐるみで共に行う防災避難訓練の実施を。
武田 純三 日本医療ガス学会 理事長
日本医療ガス学会の武田純三理事長には「ガスメディキーナ」の2007年版以降、これまで何度もご登場いただいてきた。最近ではコロナ禍および災害時における医療ガス供給(2020年版)、コロナ禍を経ての医療ガス・ガス関連機器についての提言等(2023年版)を語っていただいている。今回は特に、病院と医療ガス供給者と連携して行う災害対策、病院経営難の時代における外科手術の方向性、医療ガス業界への提言等を語っていただいた。
ドクターインタビュー ②
日本医療ガス学会学術大会・総会、大阪で初開催
各講演を通じて、学会の取り組みを関西でも周知していく
藤野 裕士 市立豊中病院 総長
日本医療ガス学会(武田純三理事長)は、10月25日、大阪大学コンベンションセンター(大阪府吹田市)に於いて、第28回学術大会・総会を開催する。毎年複数の演題が講演される同大会だが、実は関西圏で行われた大会は過去数度しかなく、大阪で催されるのは今回が初の事例となる。会長である市立豊中病院(大阪府)の藤野裕士総長は、今回の大会を通じて、関西エリアにおける同学会の認知度向上に努めたい考えを示している。同氏に話を訊いた。
ドクターインタビュー ③
低温大気圧プラズマの持つ表面改質が骨折治療の期間短縮に貢献
豊田 宏光 大阪公立大学 総合医学教育学/整形外科学准教授医学博士
手術を要する骨折の治療期間を短縮する方法として、低温大気圧プラズマを応用する研究が豊田宏光大阪公立大学総合医学教育学/整形外科学准教授医学博士(以下、豊田准教授)らによって進められている。骨表面にプラズマを直接照射することで骨癒合を促進させるというもので、2024年4月にはラットモデルによる実験で骨折部に直接照射したところ、照射していない群と比べて骨癒合の進行が早いことや癒合した部位の強度が約3.5倍となる結果が出たと発表した。更にプラズマ照射による細胞への影響を調べると、骨芽細胞という骨形成に重要な細胞の分化が促進されることが判明した。
手術を要する骨折の治療期間短縮というニーズに対応すべく、研究に取り組む豊田准教授に話を訊いた。
