ガスレビュー
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No.1037 2024年08月01日

地域市場再発見茨城・栃木・群馬
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半導体活況の陰で伸びる〝脱炭素案件〞

ガス供給にオリジナリティー伸ばせるエリア、北関東

宇都宮市で今年4月から走り出した次世代型路面電車システム『LRT』は、スタイリッシュで先進的なデザインが話題になっている。
 電気モーターで駆動するためCO2を排出せずに大量の人を輸送できる。清原工業団地、本田技研、芳賀・高根沢工業団地を繋ぎ、工場勤務する人々の通勤や学生の通学の足となり、室内に籠りがちの高齢者の外出も促す。この整備により各企業が、それぞれの工場へ従業員を輸送するためのバス運行を廃止した。市としてもこれにより大幅な脱炭素化を図れたのだ。
 北関東地域は関東平野の広大な平地であり、工場地帯にはもってこい。数々の工業団地が存在する。特に茨城はここのところ工業立地数が断トツで高く、その敷地面積も広い。最先端の研究をする国の研究機関が150以上もあることから投資額もまた図抜けて大きい。全ての企業が『カーボンニュートラル』を模索する時代、研究に充当する投資も大きく、原子力研究や核融合施設も何やら少しずつ動きが出てきている。

No.1037号(2024年08月01日号)

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