ガスレビュー
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No.1032 2024年05月15日

液化炭酸ガス・ドライアイス特集
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今夏の供給力に特別警戒アラート

定修重複+ソース消滅に大量移送・輸入で対応

折に触れて調達難・ソース危機の話題が持ち上がる液化炭酸ガス・ドライアイス業界だが、来たる夏も厳しい状況で迎えることになりそうだ。
 とりわけ不安視されるのが西日本における玉融通である。今年度の5~6月にはUBE宇部藤曲(山口県宇部市)、三井化学大牟田(福岡県大牟田市)、ENEOS大分(大分市)と原料ガス調達元の定修時期が重複する。中でもENEOSは4年毎で行われる大定修の年に当たり、稼働停止期間が3ヶ月以上に及ぶ見込みである。さらに今年は西部石油山口(山口県山陽小野田市)の操業停止というイレギュラーな事態も加わることになった。

No.1032号(2024年05月15日号)

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