ガスレビュー
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No.983 2022年05月01日

技術レビュー
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関西大学、長期間水素貯蔵可能なMg/Fe積層体を開発

連続プロセスで製造するために線材化も

 水素吸蔵合金は熱力学的に水素を貯め込むことができ、エネルギー密度が高く、水素をコンパクトに長期保存できる技術として利活用されているが、一般的に金属材料にレアアースを使用するケースが多いことからコスト高となることや、応答速度の遅さ、熱管理等の課題がある。
 関西大学化学生命工学部化学・物質工学科の近藤亮太准教授はMgH₂(マグネシウムハイドライド)は資源リスクが小さく、低価格で大量利用が可能で、また、高い重量密度を持つことから水素貯蔵材料として有望であり、固体酸化物燃料電池(Solid Oxide Fuel Cell:SOFC)と組み合わせたエネルギー貯蔵システムにすれば、将来的に業務用燃料電池の低コスト化や高効率化に繋がると見ている。ただ、伝熱特性を上げなければ、実質上使用は難しいとしている。

No.983号(2022年05月01日号)

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