ガスレビュー
GASREVIEW Articles

No.969 2021年10月01日

食品ガス動向
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全体像のわからない食品ガス コロナ禍に新たなる成長

MAP提案伸ばす大陽日酸とLNフリージングに注力の日本エア・リキード

 長引くコロナの影響で、食品向けガスは大きなダメージを受ける一方で、巣篭もり需要で増加する動きもあり、さらに新たな需要も誕生している。食品ガスをブランディングし、戦略的に営業展開する大陽日酸と日本エア・リキードの営業活動も参考に、2021年コロナ禍における食品ガス動向を注視する。

食品ガスビジネスに生じる変化

 従来からの需要、例えば居酒屋等のビール、ハイボール用炭酸ガスの需要は大打撃を受け、炭酸ガスにとっては試練の年となった。19年に食添に認められたアルゴンも販売体制を整えた矢先にコロナ禍となり、採用を検討していたワインバーが計画を延期するなど、幸先の悪い漕ぎ出しとなった。
 ところが、食品関係が全部ダメかというと、そんなことはなく、ガス置換包装(MAP = Modified Atmosphere Packaging)提案や、まったく新しい需要、液体窒素(LN)のリバイバル需要等が活発化している。これらは、旺盛な巣篭もり需要や営業できぬ飲食店等の抵抗とでもいうべき商売の新たな工夫で生まれた変化によるものだ。

No.969号(2021年10月01日号)

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