ガスレビュー
GASREVIEW Articles

No.932 2020年03月15日

ガスエンジニアリング
3

変わるガスエンジニアリングの役割

小規模改良工事や老朽化対策へ

ガスエンジニアリングの役割といえば、素材や製造業の新規生産ライン建設に伴うオンサイト装置やCEタンク、特殊材料ガス供給配管などの設計、工事であった。しかし、今や国内の大型の新規設備投資はほぼ失われた。そのため、近年のガスエンジニアリングは小規模の改良工事や老朽化に対応するメンテナンスが主力になっている。 例えば、既設の半導体生産ラインの製造装置を入れ替えるために、少しずつスペースを詰めて新たに供給配管工事を行い据え付けるなど地味な作業が日常化しているのである。配管は当然複雑化してスペースも狭い。また、老朽化したガス供給配管もパーツ交換というきめ細かな作業で何とか対応している。
 しかし、ガスエンジニアリングの重要性は高まっている。ユーザーの現場と直結しており、生産現場で何が変化し、何が求められているかを直接掴むことが出来るからだ。しかも、過去の設計や工事のデータを保有しているのは大きな財産である。ガス需要が停滞し、ユーザーとガス営業マンの関係が希薄化する中で、情報収集面でもガスエンジニアリングは重要な存在になってきている。

No.932号(2020年03月15日号)

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