ガスレビュー
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No.876 2017年11月15日

特集・バイオメディカルガス
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超低温輸送が培養する再生医療ガスビジネス

初期市場の必須アイテムは液体窒素とドライシッパー
輸送・管理・倉庫業者らが続々と参入

 iPS細胞やES細胞、間葉系幹細胞を使った再生医療の研究開発が活発となり、生物試料や検体の超低温輸送ニーズがじわじわと増えつつある。
 マイナス150℃以下の超低温輸送は液体窒素と凍結保存容器を必要とするが、現状は物流量が極めて少なく、いずれの市場もまだ微々たるものだ。しかし薬品業界は低分子医薬品からバイオ医薬品へ大変革の時代を迎えており、再生医療製品の物流は今後確実に増えていく情勢。そこで工業ガス事業者だけでなく、物流業者も超低温輸送には高い関心を寄せている。
 加えて凍結保存容器のアイテムのひとつ「ドライシッパー」が浮上し、需要が急増している点も見逃せない動きだ。再生医療が細胞の培養や保存で炭酸ガスと窒素の需要を底上げするのは間違いないが、初期市場を牽引するのはドライシッパーを利用した超低温輸送となりそうである。

No.876号(2017年11月15日号)

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