ガスレビュー
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No.856 2017年01月15日

技術レビュー
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大陽日酸、大阪大学と共同で工業炉分野でのアンモニア燃焼試験実施

NOx発生量を抑制した化石燃料の代替燃料として開発

大陽日酸(市原裕史郎社長)は、大阪大学大学院工学研究科赤松史光教授らと共同で化石燃料代替エネルギーとしてのアンモニア利用を目的とした工業炉分野でのアンモニア燃焼バーナの開発実証試験を実施しており、10kWモデル燃焼炉でNOxの発生量を環境基準値以下である100ppm以下、炉内輻射伝熱強度を化石燃料である都市ガスの主成分となるメタンの約1.2倍に強化した。
同開発実証試験は、内閣府総合科学技術・イノベーション会議の戦略的イノベーション創造プログラム(以下SIP)のアンモニアを使った効率的な水素製造・輸送・貯蔵技術の開発を目的とした「エネルギーキャリア研究開発計画アンモニアの製造利用技術」のひとつである。アンモニアは本誌848号既報の通り、水素キャリアの一つとして注目されている。しかし、運ばれる水素エネルギー需要はまだ少なく、キャリア以外のアンモニア需要の創出が求められてきた。同開発実証試験では、燃焼してもCO2を排出せず、エネルギー利用できるアンモニアの特性に着目し、工業炉分野での化石燃料の代替としてアンモニアの燃焼技術開発を進めている。

No.856号(2017年01月15日号)

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