ガスレビュー
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No.925 2019年12月01日

地域市場再発見・北海道
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新幹線開通見据えた自動化投資で好況続く北海道ガス市場

札幌での東京五輪マラソン・競歩開催をめぐる巷の混乱をよそに、現在北海道では2031年春の新幹線開通を見据えたインフラ整備や都市開発が着々と進められており、2019年の道内工業ガス関連市場は、それら動きに合わせたロボット・産業機械など自動化設備の継続的な需要により、昨年に続き上昇基調で推移した模様である。
 もっとも、自動化設備の拡大にガスの消費量は伴っておらず、設備での省エネ機能向上や工法変化などで、むしろここ数年は減少傾向にある。道内工業ガス関連企業では、市況が明るいうちに新たな販路を獲得したい考えから、恵まれた自然環境を活かしたガスアプリケーションの開発や、細やかなユーザーニーズを捉えるための営業拠点拡大、サービス体制強化を進めている。来年夏には、道内唯一の炭酸ガス製造拠点である日本製鉄室蘭製鉄所で、20年ぶりの高炉改修工事が予定されており、同ガス需給のひっ迫に対して、安定供給への対応も求められるところだ。

No.925号(2019年12月01日号)

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