ガスレビュー
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No.912 2019年05月15日

地域市場再発見
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交通インフラ発達などで変化みせる東北ガス市場

半導体・自動車産業集積に拠点強化進むガス関連企業

広大な東北各県を行き交う交通インフラの整備が、復興や地域経済の活性化、災害時の代替ルートなどといった様々な目的の下、日進月歩で進められている。例えば直近の高速道路開通を振り返ると、3月中旬の釜石花巻道路の全線開通をはじめ、東北中央自動車道の山形県内区間が3月から4月にかけて、相次いで開通した。前者は東日本大震災の復興支援道路に位置付けられており、沿岸部への観光創出や釜石港への物流向上が期待されている。後者は福島〜山形間の利便性向上に繋がり、高速が通る天童市や上山市では新たな工業団地造成の動きが出てきている。
 鉄道の話題では今年3月に東日本大震災による津波で不通となっていた三陸鉄道リアス線が全面復旧したことが記憶に新しいが、秋田・山形の2つの新幹線区間で、天候の影響を極力抑えることを目的とした新トンネル整備構想が昨夏から動き出している。太平洋側を中心とした、高速道路のトンネル工事に利用する排水中和用炭酸ガススポット需要はほぼ一巡した模様だが、現在進められている新潟〜酒田を結ぶ日本海沿岸東北自動車道や前述した新幹線のトンネル整備計画など、交通インフラの整備は続く。

No.912号(2019年05月15日号)

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