ガスレビュー
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No.888 2018年05月15日

上海レポート
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GDP中国No.1の上海に根差した、日本の産業ガス企業の
今と少し先の〝将来〟への視点

4月17日、中国の国家統計局は、今年第1四半期(1~3月)の国内総生産(GDP)の速報値(物価変動の影響を除いた実質成長率)が、前年同期比6.8%増で推移したと発表した。3月初旬の全国人民代表大会で、中国政府は今年のGDP成長率の目標を、2017年と同じ6.5%前後と定めた(17年の結果は目標値を上回る6.9%)。10年に12・2%に達して以降、下がり始めて12年には一桁台に落ちてはいる。公共投資頼みの側面はあり、高成長期と比較して現在を〝鈍化している〟と見る向きもあるが、ここ最近は個人消費や民間設備投資の増加などを背景に国の年間目標を上回っている。また、7%前後を維持しているインドを別として、米国の2.数%、日本の1.数%、さらに他の先進国や途上国と比較しても中国のGDP成長率は依然高い水準を維持し続けているといえる。また、中国政府が14年に、30年を一つの節目とし、国策として半導体国産化戦略を打ち出したことで、半導体工場の新設が相次いでおり、半導体製造装置や材料の導入が急速に進んでいるという需要市場の好調も際立ってきた。

No.888号(2018年05月15日号)

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